ジャパン・ブリッジ・スカンジナビアについて

ジャパン・ブリッジ・スカンジナビアは、国や政治組織から独立した会員制の非営利団体として、2021年4月22日に設立されました。その目的は、日本とスウェーデン/スカンジナビアの出会いの場として、スカンジナビアにジャパン・ブリッジを設立し、日本とスウェーデン/スカンジナビアの社会的・経済的・文化的な関係を強化することです。

ジャパン・ブリッジ・スカンジナビアの設立をめざすのは、日EU経済連携協定(EPA)、日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)、日EUグリーン・アライアンスの精神に基づき、スカンジナビアとEUにおける日本の拠点として、マルメ=ルンド地域をさらに発展させるためです。スウェーデン・デンマーク・ノルウェーは、隣国フィンランドと合わせると、GDPでは韓国またはロシアに相当、スペインをしのぐ規模になります。マルメとルンドは、周辺都市も含めると人口400万人を超え、コペンハーゲン国際空港からは東京へ直行便が飛んでいます。ビジネスや研究上の関係も強固です。スウェーデンと日本の大学が参加する共同研究プロジェクト、MIRAI 2.0を見ると、高齢化、材料科学、サステナビリティ、人工知能などのテーマが共通の関心事であるとわかります。多くの日本企業がスカンジナビアで事業を展開しており、その数をさらに増やしたい、助けになりたいと私たちは考えています。スカンジナビア企業も、多くが日本で事業を営んでいます。ジャパン・ブリッジを通じて、さらに多くの企業に、重要な市場である日本を発見してほしい、起業や成長の助けになりたい、と私たちは望んでいます。ですが、経済だけがすべてではありません。日本と、EUに属するスカンジナビアは、近しい同盟関係にあります。社会的・文化的な関係もぜひ強化したい、と私たちは考えます。ジャパン・ブリッジ・スカンジナビアは単なる象徴ではありません。日本が欧州に築くしくみの一環、スウェーデン/スカンジナビアからの日本進出の一助となることをめざし、在日スウェーデン大使館内に設立予定の“ハウス・オブ・スウェーデン東京”とも密に連携していきます。

ビジネスと研究の関係は強いです。 「老化」、「材料科学」、「持続可能性」、「人工知能」などのトピックは、スウェーデンと日本の大学間の研究協力 MIRAI 2.0 に示されているように、共通の関心を集めています。 多くの日本企業がスカンジナビアに進出しています。私たちはもっと彼らを助けに来てほしいと願っています。多くの北欧企業が日本で事業を展開しています。私たちはジャパンハウスを通じて、日本を重要な市場としてもっと発見し、彼らの起業と成長を支援したいと考えています。
Japan Bridge Scandinavia は単なるシンボルではありません。この施設は、日本の欧州構造へのリンクとなるとともに、スウェーデン大使館内に計画されている「ハウス・オブ・スウェーデン・東京」と密接な関係で日本に存在するスウェーデン/スカンジナビアの取り組みの一環となることを目指している。